商品パッケージにバーコードを印刷するときの注意点

バーコードは商品を流通させる上で欠かせないものです。バーコードにはいくつかの種類がありますが、今回は日本の商品コードとして最も多く利用されている「JANコード」を例にして、パッケージを作る上でのバーコードの取り扱い注意点をまとめていきます。

 

JANコードとは

わたしたちの生活の中でよく見かけるJANコードには13桁(標準タイプ)と8桁(短縮タイプ)があります。印字される数字には意味があり、とくに末尾の数字はチェックデジットと呼ばれスキャナーの読み取り間違いを防止するための数字です。チェックデジットは前の数字から算出されます。

JANコードとは

JANコードのサイズは変更OK

JANコードの基準サイズは横37.29mm×縦25.93mmです。基準サイズから0.8倍〜2倍まで縮小拡大ができます。
JANコードのバーの高さを削ること(トランケーション)もできます。ただしこれは国内流通のみ有用な規定なので、海外へ輸出する商品の場合はトランケーションをすることはできないのでご注意ください。

 

JANコードの色はできるだけ黒に

JANコードの色設定は黒100%が基本です。色みや濃淡があるとバーコードスキャナーで読み込めないトラブルが発生することもあるからです。特色印刷などの止むを得ない場合はできるだけバーコードスキャナーの赤外線と同化しない青や濃い色(濃紺、濃茶、濃緑など)を設定し、赤は避けてください。灰色にしたいときは黒の網表現ではなく、特色の灰色を設定しましょう。
また、バーコードスキャナーはバーの色と背景の色の明暗を感知してJANコードを読み取っているので、できるだけ背景には白を設定し必ず左右に余白をつけてください。

JANコードの色はできるだけ黒に

JANコードを特殊紙に刷る場合の処理

金や銀、パールなどの特殊紙、またビニールなどの光沢のある透明素材に印刷する際、バーコードスキャナーが反応せずJANコードをうまく読み取ることができない場合があります。こういった場合は必ず背景に白を設定し、その上からJANコードを印刷する必要があります。
商品パッケージにバーコードを印刷するときの注意点

以上が、JANコードを印刷するときに気をつけることです。
弊社では番号をお知らせいただければ各種バーコードを生成することもできますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

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